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  • ホワイト企業への就職を目指す転職エージェントの使い方とは?

    2020.06.01

    『ホワイト企業に転職したい!』

    そう思うものの、実際どうやって見つけていいかわからないのが現実。転職サイトや転職エージェントはあるけど、実際に何を重視してサービスを選べばいいのか、具体的にどう使っていけばいいのか見当もつきません。

    そこで今回は、看護師として転職経験があるライターさんに、転職エージェントの使い方のポイントや、ホワイト企業を見つけるために具体的にできることについて書いていただきました。

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    転職エージェントを使って就職活動することに

    当時看護師として勤務していた病院から、そのまま看護師として介護施設へと転職しました。

    この業界にお勤めの方なら察していただけると思いますが、前職を辞めるきっかけとしては、職場の人間関係と激務が主な理由です。

    特に残業が当たり前なのに、勤務体制に配慮がなかった点。子育て中の女性であっても容赦なく残業があり、結婚や育児に非協力的な体制だと痛感したのです。

    そして私自身も、人間関係と激務のせいで精神的に疲れてきっていました。

    とにかく辞めたい。

    そんな気持ちが先走ってしまい、転職の準備もせずに辞めてしまいました。冷静に考えれば今でも失敗したなと思いますが、それだけ当時の私は限界だったのです。

    とりあえず転職前に勤務していた地域から実家のある地域に引越しをして、それから転職活動を始めました。

    ここからは、転職エージェントの使い方や、ホワイト企業に転職するための具体的な方法について今回は書かせていただきます。

    私の実体験がお役に立てれば幸いです。

    1:求人票未掲載の内部の情報もしっかり紹介している転職エージェントを使う

    実家のある地域とはいえ、私は土地勘が乏しく、そのエリアの求人の情報や評判などが全く分かりませんでした。

    よって自力で求人を探すのは難しいと判断し、看護師の転職支援を行っている専用の転職エージェントを利用しました。

    その中でも特に、地域に密着していて、求人には掲載されていない内部の情報もしっかり紹介していると評価されている転職エージェントサービスを選びました。

    病院や介護施設に関する評判や、情報を一切持っていない状態から転職活動を始める人の場合、内情をしっかり紹介している転職エージェントの利用はホワイト企業を見つけるためにも重要です。

    2:希望条件を明確に伝えないとホワイト企業の求人は来ない

    本登録する前に、キャリアアドバイザー(orコンサルタント)から転職に関する希望の確認の電話やメールが来ます。

    この時、自分が求めている転職先への希望条件を、具体的に伝えておくのが重要なポイントです。

    他の転職エージェントで体験したのですが、残業及び勤務時間、育児に関する希望などを伝えていなかったり曖昧な回答をしていたりすると、“どんなところでも問題ない”と思われてしまいます。

    その結果、希望とは合わない求人を紹介されるケースが多かったように感じました。

    当然「ホワイト企業がいい!」などと直接言うのはタブーですし、そもそもホワイト企業というのが曖昧な表現です。

    優良求人やホワイト企業を探すならば、自分の希望や条件を具体的に且つ正確にキャリアアドバイザー(orコンサルタント)に伝えておくのが大切です。

    そうしてマッチする求人がいくつかあり、担当のキャリアアドバイザーも信用できると判断した時点で、転職エージェントに本登録して活動を始めました。

    3:希望条件と異なるなら断っていい

    この時の私の転職活動の方法としては、基本的にはキャリアアドバイザーが見つけてくれた求人を中心に、面接をお願いする形で進めていました。

    登録した転職エージェントでは、内情を確認してもらいやすかったです。なのでホワイト企業で見られるような配慮が、会社全体で行われているのかどうか把握しやすかったのが良かったです。

    そして気になる求人があった場合は、残業や仕事及び育児において、女性への配慮などの内情がどのようになっているのかをキャリアアドバイザーに確認してもらいました。

    ただし希望条件と少しでも違うところや、妥協できないと思ったものは全て断りました。前述のとおり、希望条件が曖昧だと自分と合わない求人を紹介されてしまうからです。

    4:聞きにくいことはキャリアアドバイザー(コンサルタント)に確認してもらう

    それからいくつかの求人に応募、面接などを行っていました。

    利用した転職エージェントでは、全てキャリアアドバイザーの人が付き添いで来てくれました。そのため、自分が確認しづらい点や聞きにくい点に関しては、キャリアアドバイザーを通じて質問してもらうようにしました。

    キャリアアドバイザーの人曰く、「細かい希望条件は、求職者がするよりも我々が確認した方が向こうも答えやすい」そうです。

    事前に確認しておきたい点や、後で調べて欲しい点についてはキャリアアドバイザーに伝えていました。なのでその存在を有効活用できた点は、私の中では大きなメリットでした。

    すべての転職エージェントが、このような形態で面接を行うわけではありません。が、キャリアアドバイザー(orコンサルタント)の方々に聞きにくいことを確認してもらうほうが、こちらも気持ち的には楽ができます。

    ホワイト企業へ就職!

    このような活動を2ヶ月ほど続け、介護施設に転職しました。

    残業もなくて、上司とも相談しやすく、希望した日時に休暇も取りやすくなりました。特に子育て中の女性の希望が通りやすい環境が整っていたので、前職よりも働きやすくなって良かったです。

    小さい規模の企業ですが、ホワイト企業だと言える環境だと思いますし、転職エージェントとキャリアアドバイザーには感謝しています。

    まとめ:ホワイト企業に転職したいなら下手に妥協しない

    上記をまとめるとこうなります。

    • 求人先の企業内部の情報(職場環境など)もしっかり調査・紹介してくれる転職エージェントを使う
    • 希望条件(年収・福利厚生・休み・残業の有無など)を具体的に且つ正確に伝えないとホワイト企業の求人は来ない
    • 希望条件と異なるなら断っていい
    • 企業に直接聞きにくいこと(給料アップや残業の有無)はキャリアアドバイザー(orコンサルタント)に確認してもらう

    希望条件が曖昧だったり面倒くさがって妥協したりすると、ホワイト企業の求人はやってきません。

    これから転職エージェントをお使いになる方は、ぜひこのポイントを押さえて就職活動を行っていただければと思います。

    転職エージェントは採用課題解決によって仲介料を得るビジネスモデルですから、あくまでも、彼らにとってお客様は企業なのです。

    つまり転職希望者は、”あくまでもビジネスモデル上は”二の次の存在であることを理解して利用する必要があります。

    当然、エージェント側の人たちも悩んでいます。転職希望者のキャリア実現をサポートしたくとも、ビジネスモデル上、企業が求める人材を探して紹介しなければ収益にならないのです。

    そのため信頼できるエージェントにあたるか否かは運次第、というのが実情です。

    もし転職者を大事にしてくれないなと感じたら、別のサービスを利用するなどして、信頼できるエージェントに出会う数を増やしたほうがよいでしょう。

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