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  • 育児休暇(休業)優先でもホワイト企業への就職を目指す転職エージェントの使い方

    2020.06.01

    『子供がまだ小さいから、育児に理解のあるホワイト企業に転職したい!』

    子を持つ働く親御さん共通の悩みですよね。自身のキャリアアップ・年収・やりがいと、子育てとの両立は難しいものがあります。ところがこれまでの日本では、残念ながら育児に関して非協力的な会社が多く存在しています。

    今回はそんな中、育児に理解のあるホワイト企業に転職なされた経験を持つライターさんに、ご自身の転職の体験をもとに記事を書いていただきました。

    育児に理解のあるホワイト企業に転職!

    私は30代前半の頃に、初めて転職しました。転職先は製薬業界の企業で、そこで研究開発の職に就いて、主に開発した薬の成分分析の仕事をしていました。

    結論から先に申し上げますと、この会社は育児に理解があり、私にとって本当にホワイト企業でした。

    育児休暇がちゃんと取れる環境が整っており、そのあと業務に戻った際に業務時間を短縮して働くこともできました。さらに子どもを預けている施設から連絡があった場合は、すぐに駆けつけることも可能だったのです。

    後述しますが、少し特殊な仕事だから待遇が良かった(じゃないと人が来ない)のかもしれません。いずれにしても、こんな会社も存在するんだと、改めて世の広さを知りました。

    そしてこの転職を成功させるにあたり、私がどのように転職活動を行ったかについて、経緯と経験をご紹介いたします。

    私のように、仕事と育児や子育てに悩む方のお役に立てれば幸いです。

    転職エージェントを利用!

    まず私は転職エージェントを使いました。

    理由はいろいろありますが、やはり育児に理解のある企業を探すとなると、私個人の情報収集力では限界があります。求人票で見つけた企業が育児に理解があるかどうかなんて、その中で実際に働かないと分かりません。それにお察しの通り、実際に見て回ることは困難です。

    そこでそういった会社の働き方について調べている、転職エージェントを使うことにしました。転職エージェントは求人先の企業について取材してくれていますし、こちらの希望に合わせた求人を紹介してくれます。

    転職エージェントの使い方と流れ

    次に転職エージェントの使い方と大まかな流れをご紹介します。

    転職エージェントに申し込むと、面談や電話相談など、サービスによって異なりますが簡単なヒアリングがあります。その後担当者(orアドバイザーorコンサルタント)が一人ついてくれ、様々な転職活動についてサポートしてくれます。

    そして担当者が、私の希望に沿った求人を転職エージェントの自分専用のページにアップしてくれます。その中で自分が受けたいと思った求人をサイト内で応募する、という流れで選考の応募を行っていきます。

    そのあとその企業を受けるにあたり、足りない情報を履歴書や職務経歴書に反映したり、担当者のアドバイスに従って記載内容を変更したりします。企業によって記載内容も少し変えたほうがいいそうなので、この辺も担当者(orアドバイザーorコンサルタント)に相談しながら行っていきます。

    面接に進んでからも、担当者と受け答えについて相談をしたり、私の希望に合わない企業の可能性が高い場合は事前相談もしました。そして残念ながら不採用となった場合、その理由も可能な限り教えてくれ、その後の面接の参考にすることもできます。

    以上が、転職エージェントを使った転職活動の大まかな流れになります。

    転職エージェントを使う3つのメリット

    前述したとおり、転職エージェントを使用すると担当者が希望に合う求人を提案してくれるので、就職活動の手間と時間を省けます。まして子育ても並行してますからね。あまり長い時間はかけていられません。

    続いて非公開求人です。転職エージェントに登録しなければ受けることができない企業があり、その採用に応募することもできます。

    そもそも非公開求人がある理由は、スキルの高い人材に絞って採用したい、あるいは採用にかかる業務や手間暇といったコストをかけずに欲しい人材を確保したい、といった企業側の理由でそのようになっています。

    最後は先ほどの利用の流れの最後、“なぜ落ちたのかの理由も可能な限り教えてくれる”点がありがたいです。自分に問題があったのかそれともマッチングの問題なのか、自力で就職活動をやっていると絶対に分からない情報ですからね。

    転職エージェントにホワイト企業を紹介してもらった

    私は同職種の人でも、あまり行ったことがない分析方法を前の企業で行っていました。

    そのため、そのスキルがある人しか応募出来ない企業を、転職エージェントの担当者に運よく紹介してもらうことが出来ました。

    他にその企業を受ける資格を有している人がいなかったので、転職エージェントのサイトにも募集を出していない非常に珍しいケースではありましたが、同時に競争率も低いためそのまま採用していただけました。

    転職エージェントのデメリットで失敗したことも

    求人については、担当者に「ある程度条件に合うもののみ提示してください」と要望しておりましたが、中には希望にそわない企業も紹介されることがあります。

    これが転職エージェントのデメリットで、希望を明確に伝えたり、提案された求人を断る勇気を多少持っていないと、面接に行くための時間と費用の無駄使いになってしまいます。

    私が転職を始めたころこのデメリットに気が付かず、失敗したこともありました。

    『エントリーしなければ面接も受けることが出来ない』『履歴書の通過率の平均は2割程度だ』とどこかで知った私は、エントリー数を増やそうと焦って活動をしていました。

    そうして選考が進んで内定までいただいた企業はいくつかありましたが、自分の条件と一致しない部分が多く、妥協もできなかったため内定を辞退してしまったのです。

    私は途中で気が付けましたが、今思えば、これはやってはいけないことでした。時間と労力の無駄になってしまった上に、企業のせっかくの採用活動を無駄にしてしまったからです。

    闇雲にエントリーしてはいけません。それだと失敗しやすいです。

    幸い、そのあとホワイト企業に就職する流れになりましたが、『採用されたらそこに転職する!』という気持ちが強い企業のみに絞って応募したほうがいいです。

    まとめ:自分の希望(育児や子育て)を最優先に!妥協はダメ!

    転職を焦ってはいけません。

    どんなところで働くにしても、自分の希望を見失ってしまったり妥協したりすると、転職後のミスマッチにつながるので後できっと後悔します。

    特に育児休暇や働き方については、受ける前に前例があるか、本当に希望に沿った働き方ができるのかを転職エージェントの担当者によく確認し相談しましょう。転職エージェントならそれを気軽にやってOKですし、むしろやっていかないと、ホワイト企業の求人はやってきません。

    余談ですが、売り手市場の今、各企業は人材の確保のためにホワイト企業化を推し進めています。業務の効率化で残業を減らし、有給休暇や育児休暇の取得率を上げようとしています。

    これからは育児に理解のある企業が増えていくでしょうから、こちらも積極的に希望を主張し、自分と子供のために働きましょう。

    重ねて書きますが、私の経験が仕事と育児や子育てに悩む方のお役に立てれば幸いです。

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