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  • ブラック企業とホワイト企業の働き方はこんなにも違う!

    2020.06.01

    ブラック企業とホワイト企業。

    結局のところ、実際どれだけ働き方が異なるものなのでしょうか?

    今回はライターさんに依頼して、ご自身の経験から、その違いについて書いていただきました。

    ブラック企業とホワイト企業の3つの違い

    私は以前、ブラック企業に数年勤めていました。

    日々の激務やそれに反する収入の低さに限界を覚え退社し、その次に入社したのがホワイト企業でした。そしてホワイト企業で働き始めて痛感したのが、「ブラックとホワイトじゃ、こんなにも働き方に違うの……。」という衝撃です。

    絵に描いたようなブラック企業で働いていた私が痛感した両者の違いは、大きく分けて「労働時間」、「有給」、「職場の雰囲気」の3つです。

    ブラック企業とホワイト企業は労働時間が違う!

    私が勤めていたブラック企業でも、当然ですが、何時に仕事が始まり何時に終了という定時が設定されていました。

    しかし普通に定時勤務して定時退勤すると、仕事量をこなせません。なので定時前の早朝に勤務を開始し、定時を過ぎた後も仕事というのが当たり前でした。

    そして定時以降の仕事は、通常は残業扱いとなりますよね。でもそこはブラック企業。いわゆるサービス残業となり、給料に反映されなかったのです。

    よくある話ですよね。あってはいけないですけど。

    ホワイト企業で働いてみると・・・

    そうして激務に耐えかね転職したのですが、勤務先はホワイト企業そのものでした。

    決められた時間に仕事が始まり、決められた時間に仕事が終了するんです。そして定時以降の仕事がある場合は残業とみなされ、それがちゃんと残業代として給料に加算されます。

    「何を当たり前のことを……。」なんて、外国人ならきっと言うでしょう。

    ですがブラック企業で働いた私にとって、「こんな会社が存在するんだ……。」ということが衝撃でした。『会社なんてどこも同じ』『残業や多少の違法労働がないとやっていけない』、などと思い込んでいた人間ですから無理もありません。

    とはいえ、厳密にはホワイトではなく、ただ法律を守っている普通の企業です。しかしこの日本では、この普通のことすらホワイト企業として見えてしまうのです。

    ブラック企業とホワイト企業は有給の考え方が違う!

    労働基準法により、同じ職場で半年以上働いていると有給が支給される決まりになっています。

    しかし勤めていたブラック企業では、有給という概念がほとんど存在していませんでした。

    風邪などでどうしても体調が悪く会社まで行くのがしんどい、という時に限って有給として扱われていたようです。

    こういうとき『休むと白い目で見られてしまうのでは?』なんて思いますよね。これ実際にそうであってもなくても、どこか『休んだら申し訳ない』という雰囲気が、ブラック企業には漂っています。

    そのため、”遊びに行くために有給を使う”、などという行為は絶対にできなかったのです。

    ホワイト企業は有給を使っていい雰囲気がある

    ホワイト企業にも当然有給はありますが、明らかに違うのは有給に対する雰囲気です。

    ホワイト企業で働いて半年経過した時のこと。まず私が驚いたのが、給料明細書を見たら、ブラック企業時代には無かった有給日数の数字が表記してあったことです。

    この時に改めて知りました。従業員は有給があり、それを使用する権利があるということを。

    こちらも当たり前といえば当たり前なのですが、ブラック企業で勤めていると、その当たり前すら意識できなくなってしまうのです。だからこそ、ああいった”有給は使っていけないもの”という雰囲気が出来上がってしまうのでしょう。

    自由に有給消化ができ、好きな時に休むことができる。ホワイト企業様様です!

    こんなこともありました。

    祝日と週末休みの間に平日があったときです。上司から「この時期は仕事も暇だから、有給とって休んでいいよ」と言われたのです。

    驚きました。有給がありさらに上司から休みを薦められるなんて…….。ブラック企業時代には考えられないことです。

    ブラック企業とホワイト企業は職場の雰囲気が違う

    • 長時間労働
    • 労働量が収入に反映されない
    • 休みが取れない

    という労働環境が当たり前のブラック企業では、当然職場も良い雰囲気ではありません。

    社内の人間は誰もが疲れ切っているため、心の余裕がありません。そのため書類の些細なミスでも大きな声で怒ったり、舌打ちがあったり、人間関係がギスギスしたものになります。

    そのような環境にずっといると、客観的な考えができなくなっていきます。上司に怒鳴られるたびに、『自分は仕事ができないダメな人間なのか』と落ち込んだり、逆に『なんであの人は仕事ができないの?』と憤ったり。

    社員の心の余裕が生み出すホワイト企業の雰囲気の良さ

    しかしホワイト企業は、とても職場の雰囲気が良いのです。

    理由が知りたくて職場をよく観察してみたところ、『誰かがミスをしてもみんなでフォローする』という、心に余裕のある人たくさんいることがわかりました。

    ミスをしても、誰も責めません。

    “何が原因なのか”、”今後はどのような対策をするのか”ということを、職場で共有するのです。そうすると他の人も同様の対応をするようになり、自然と働きやすい職場になるのです。

    当然、人間関係はギスギスすることがなく、コミュニケーションも円滑なので仕事もサクサク進められます。その分ミスの報告や対処が早くなるので、結果として労働時間の短縮にも繋がりる好循環が生まれるのです。

    まとめ:働き方を客観視しよう

    ブラック企業にずっといると、冷静に今の環境を見ることはできません。心身ともに故障する前に、一度誰かに相談するなどして自身の状況を客観視するといいと思います。

    できればすぐに脱出しましょう。ブラック企業から脱出することで、自身を守り、さらにブラック企業が正しく淘汰されることに繋がります。

    そしてこれも付け加えておきますが、ホワイト企業はちゃんと存在します。今はまだまだ少ないかもしれませんが、現在の売り手市場の就職環境なら、会社はホワイト企業にならなければ人材が確保できなくなってくるでしょう。

    この記事をご覧になった方が、よりよい労働環境で働けるきっかけになれば幸いです。

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