空前の売り手市場ということもあって、既に3月4月の時点で内定が出ている新卒就活生の方がいらっしゃいます。
このころの就職活動で内定を出すのは大企業や大手が多く、新卒就活生は第一志望の会社を受けたことでしょう。
でも『売り手市場なのに第一志望に落ちた……。』という方もいらっしゃると思いますので、この記事ではそんな方のための対策方法について書いていきます。
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その前に少しだけデータを見ていきます。
リクルートキャリアの【速報版】「2018年4月1日時点内定状況」 就職プロセス調査(2019年卒によると、19卒の新卒就活生の19.9%は、既に4月1日時点で内定を獲得しているそうです。
参照:【速報版】「2018年4月1日時点内定状況」 就職プロセス調査(2019年卒) | プレスリリース | リクルートキャリア – Recruit Career
前年同月の14.5%と比べて5.4ポイント高いことからも、企業が学生を早いうちから獲得しようと動いていることが分かります。
あと今内定を持っている人は、その前に企業のインターンに参加している方が多いのではないでしょうか?特に外資系だとインターンが必須のところもあるので、早々に内定が出ていることでしょう。
参照:[20卒]インターンどうしよう?有利な就活で内定したいなら参加すべき理由!
さてここからです。
冒頭でもお伝えしましたが、おそらく『売り手市場なのに第一志望に落ちた……。』という方もいらっしゃるでしょう。
ところがこの売り手市場という言葉には、落とし穴があります。
結論から言うと、売り手市場だからこそ人気企業の倍率が高くなるんです。
確かに売り手市場でどの企業も採用枠を増やしてはいますが、人気企業ならそれだけ多くの人が応募してくるわけです。100人の枠が150人に増えたら、誰だって『私にもチャンスが!』と思いますよね。
まして大企業や人気企業は、売り手市場や買い手市場に関係なく倍率が高いです。当然、採用活動の金銭的・時間的コストを削減するため、学歴フィルターや足切りも行われます。
じゃあどうすべきか?
これまでのように、普通の就活サイトに登録して活動するのではなく、もっと別の方法もあるということは知っておいて損はありません。
例えば同じ就活サイトでも、スカウト型やエージェント型などがあるのをご存知でしょうか?
スカウト型就活サイトは、サイトに登録した就活生のなかから、企業が興味を持った相手に対してアプローチ(スカウト)をかけることができるサービスです。
企業にとっては、より自社に合った人材に直接アプローチできますし、新卒就活生にとっては、プロフィールさえちゃんと作れば自分から企業にアプローチしなくて良いので手間が省けます。
スカウト型就活サイトの流れが下記の通りです。
サービスによっては多少前後したり不随する作業があったりしますが、概ねこのような流れになります。
また、利用するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
デメリット
関連サービスはこちら
エージェント型とは、就活生と企業とを結び付けてくれる就職活動マッチングサービスのこと。
登録すると専任の担当者(アドバイザーやコンサルタント)が付き、ヒアリングにより就活生の強みや得意なことを見出してくれます。そのあと、その学生と相性が良いであろう企業をピックアップしてくれ、そこから採用活動に繋げてくれます。
予め企業側と新卒就活生側の両方の希望を聞いたうえでマッチングするので、相性が一番いい組み合わせを提示してくれます。同時に、紹介する企業を調査しているエージェント型就活サイトなら、その過程の選別によりブラック企業に勤めてしまうリスクも減らせます。
聞きにくいこともエージェントを通じて質問できますので、『入社したら思ってたのと違う……。』といったミスマッチの予防にもなるわけです。
エージェント型就活サイトの流れが下記の通りです。
どの新卒向け就活エージェントも、おおよそこのような流れになります。
また、利用するメリット・デメリットは下記の通りです。
メリット
デメリット
関連サービスはこちら
何より大事なことは、売り手市場で第一志望に受かることではなく、自分がやりたいことやパフォーマンスを発揮できる会社に就職できるかどうかです。
希望する会社に内定できたとしても、その先で思いもよらない現実で身も心もダメになってしまうことがあり得ますからね。誰もが羨むような企業に勤めていたのに、過労死してしまう人もいるんですから。
気落ちせずに就活に取り組んでほしいですが、同時にインターン、就活サイト、スカウト、エージェントなど、就職活動の方法も増えていますから、いい仕事に巡り合えるよう動き続けましょう!