アパレル業界。女性なら一度は憧れる、きらびやかな世界ですよね。
その一方で、販売ノルマや売上目標といった数字に厳しい世界でもあります。
今回はそんなアパレル業界でホワイト企業勤務を経験したライターさんに、ご自身の体験談を書いていただきました。就職転職の参考にしてみてください。
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私は短大を卒業してから現在に至るまでずっとアパレル業界で働いており、転職したのは30歳の時でした。
その当時は個人企業のレディースショップに勤務しており、そこからアパレル業界大手のセレクトショップに転職したのです。そしてありがたいことに、転職先の会社はアパレル業界のなかではホワイト企業でした。
ここからはそのアパレル業界大手のホワイト企業における、私のホワイト企業の体験談を6つ書いていきます。
まず一つ目は、休日がしっかりと与えられることです。
勤務体系はシフト制ですが、希望休を聞き入れてくれます。
また有給休暇も消化させてもらえるので、プライベートを充実させることができ、体力的にも安心して働くことができています。
二つ目は、アパレル業界には必ずついてくるといわれる、個人の売り上げやノルマがほとんど無いということです。
もちろん月ごとの目標売上金額はありますが、達成しなかったことによるペナルティや残業、責任の追及などはありません。代わりに、月に一度の販売会議で対策を話し合うことにより、チームとして目標を達成するという方針なのです。
そのためスタッフ同士の人間関係も良好で、ノルマに追い込まれることもなく楽しく働くことができています。
そんな職場のせいか、必然的に目標を達成することのほうが多いように思います。
三つ目は、広告媒体が充実している点です。
アパレル業界大手が経営するセレクトショップということもあって、DM、メルマガ、アプリなどで頻繁に広告を打つので、大変集客力があります。
つまりそれだけ沢山のお客様にご来店いただけるので、販売員としてもやりがいがあります。
今はネットも含めれば競合店が多い時代ですから、年々集客が難しくなっています。加えて、ご来店頂いても接客だけでは売れないこともありますので、こういった広告をしていただけると販売がしやすくなります。
最後四つめは、店内外の在庫管理がしっかりとしている点です。
アパレル業界大手のホワイト企業では、在庫管理をIT化しています。
すると例えば、自店にお客様のご要望する商品が無かった場合、同じ系列の他店に在庫があれば問題なく販売できます。そのため機会損失がなく、販売員としても安心してお客様に商品を紹介できます。
このような業務の簡素化・効率化によって、休日がとれない、ノルマが厳しい、余計な残業が多く残業代が支払われないなどの問題点も解決できているように思えます。
また私は、在職中に結婚、妊娠をしました。
そうなると当然、仕事と出産や育児の両立が心配になります。
しかしありがたいことに、人事部に産休・育休制度に精通している方が在籍していました。状況を話すと、制度について教えてくれたり対応してくれたりしてくれたので、安心して産休や育休を取ることができました。
さらに子育てをしている従業員に対し、残業をしなくてよいように配慮をしてくれたり、希望をすれば短時間勤務を申請できるシステムがあったりします。
そうやって仕事と子育ての両立を応援してくれる制度がありますので、私以外にも長く勤める女性が多いです。
また大手企業であれば全国展開が一般的ですから、やはり気になるのは転勤です。
しかし現在勤めているアパレル業界大手のホワイト企業では、あらかじめ自分の希望するエリアに絞って申請することができます。
なので例えば、育児や介護などの事情がある従業員でも、遠くに転勤するリスクがありません。
以前私が働いていた個人企業のレディースショップと、現在働いている大手のセレクトショップでは、労働環境や待遇などが全然違いました。
入社して7年が経ちますが、これからもさらに従業員が働きやすくなるよう改革していく様子なので、本当に転職して良かったと毎日実感しています。
一概には言えませんが、これからアパレル業界に就職や転職をお考えの方は、個人経営の店舗よりもできるだけ制度が整っている大手のアパレル企業を選ばれたほうが、ホワイト企業に勤められる可能性が高いのではと思います。
業務の簡素化・効率化はホワイト企業には必須ですので。
私のこの記事が、アパレル業界で転職される方のお役に立てれば幸いです。