転職を考えてはいるけど、なかなか行動できない方もいらっしゃいます。
その多くはやはり『転職したいけど、ブラック企業に当たったらどうしよう?って考えちゃって、転職の第一歩になかなか行けない』んですよね。気持ちはよく分かります。
そこでこの記事では、転職時にブラック企業へのリスクを減らす3つの方法をご紹介します。
今すぐ動きたい方は先にこちらから!
まずは転職に踏み切れない理由について、紐解いてみます。
人によっていろいろ事情はおありでしょうけど、転職に踏み切れない理由はおおよそ下記の通りです。
これらをまとめると、収入や待遇そして人間関係など、皆『未来に対する不安』を抱えているんですよね。
当然、未来のことは誰にも分かりませんし、その不安を完全に無くす画期的な情報や決定打も残念ながら無いのです。
でもリスクを減らすことはできます。
不安が100あったら、それを70くらいまで減らす方法はいくつか存在しますので、それをこれから伝授します。
企業にとって都合の悪い数値の情報(特に離職率)の確認は、『できる限り』行ったほうが良いです。
一般に離職率が高い会社というのは、下記のような特徴があります。
また大手に転職する方なら、『就職四季報』も活用するのも手です。
本来は新卒就活生向けの書籍で、掲載されている会社も1,300社とわずかです。が、採用実績・残業状況・有給休暇取得状況・30歳賃金など、求人票には載っていない情報が多数掲載されています。
またそういった情報誌あるいは求人票において『N/A(ノーアンサー)』などと数値を非公開にしている企業は、離職率が高い可能性があります。先ほど『できる限り』と明記したのは、この『N/A(ノーアンサー)』があるからです。
もし就職・転職エージェントを利用される場合は、キャリアアドバイザー(コンサルタント)に、企業にとって都合の悪い数値の情報を確認してもらいましょう。
厚生労働省は2017年5月10日から、労働基準法等の労働基準関係法令に違反したとして書類送検を行った企業について、その社名を同省公式ページにて毎月更新して表示しています。
いわゆる、ブラック企業リストですね。
全国の企業の事例が掲載されていますから、これは絶対活用すべきです。でも一定期間が過ぎると企業名は上書きされてしまうので、ダウンロードなどしてとっておくとよいでしょう。
一方で、「イクメン企業アワード」「イクボスアワード」というものがあるのをご存知でしょうか?
今回で5回目となる「イクメン企業アワード」は、男性の育児と仕事の両立を積極的に促進し、業務改善を図る企業を表彰するもので、昨年度は4社が選ばれています。一方、4回目となる「イクボスアワード」は、部下の育児と仕事の両立を支援する管理職=「イクボス」を企業などからの推薦によって募集し、表彰するもので、昨年度は男女管理職7人が選ばれています。
厚生労働省では、受賞企業や受賞された方の取組内容をホームページや広報誌などで紹介し、ロールモデルとして普及させていくことにより、企業における育児と仕事の両立支援の推進と、男性の育児休業の取得促進などに役立てていきます。
ブラック企業ばかりが取り沙汰されますが、こうした働き方に柔軟で理解のある企業だってちゃんと存在するんです。それも厚生労働省の公式ページから閲覧することができますから、こちらも合わせて確認してみましょう。
過去の受賞企業は、専用のサイトからPDFで見ることができます。
→取得事例紹介|男性の育休に取り組む|育てる男が、家族を変える。社会が動く。イクメンプロジェクト
厚生労働省では、職業紹介優良事業者認定制度と題した委託事業を行っています。「職業紹介優良事業者行動指針」を遵守し一定の基準を満たした事業者を優良認定し、認定された事業者はその旨を各公式ページに掲載しています。
参照:認定事業者一覧|厚生労働省委託事業 職業紹介優良事業者認定制度
近年は就職・転職関連のサイトやサービスを使うことが増えてきましたが、中には職業紹介を強引に行ったり、サポートが不適切だったりする企業も存在します。
そのため、職業紹介優良事業者として認定されたサービスを利用することで、いわゆる『事業者リスク』を減らすことにもなります。
転職の際にブラック企業に就職してしまうリスクは、情報収集によって減らせます。
他にも口コミサイトの閲覧や、人づてに聞く情報収集もありますよね。
いずれにしても、結局は自分で調べなきゃ就職・転職には失敗するということです。
適当に転職したらブラック企業だった、では人生が無駄になります。転職エージェントだって、働き方の希望ややりたいことが明確でないとヘンテコな仕事を紹介されますからね。
情報収集を甘く見ず、丁寧に活動し、就職・転職に成功しましょう!