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  • 建築業界のホワイト企業で知的財産部に勤務!就職・転職のコツとは?

    2020.06.01

    『建築業界ってブラックなイメージあるけど、実際どうなの?』

    過労死や事故など、いわゆるキツい仕事のイメージが強い建築業界。実際のところどうなのでしょう?

    そこで今回は、建築業界のホワイト企業で知的財産部の経験があるライターさんに記事を書いていただきました。現場の作業員ではありませんが、知的財産部の仕事ってあまり聞いたことないですよね。

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    建築業界のホワイト企業で知的財産部に勤務

    私はとある建築業界の知的財産部で、特許技術者として働いています。

    「建築業界ってブラックなのでは?」と思われる方も少なくないと思いますが、私のいる部署そして職種はいたってホワイトです。

    残業はほとんどなく、ほぼ毎日定時で退社できます。給料も出来高制なので、やればやるほど収入は増えていきます。

    今回は私の働き方についてご紹介するとともに、建築業界のホワイト企業、とりわけ専門職として就職・転職するためのコツをお伝えします。

    知的財産の国家資格について

    働き方についてご紹介する前に、まずは国家資格について軽くご説明します。

    知的財産に関する国家資格には、大きく「知的財産管理技能士」と「弁理士」の2つがあります。

    まず知的財産管理技能士は、国家資格の割には比較的簡単に取得することができる資格です。

    知的財産管理技能士には、3級、2級、1級(上級、特許・ブランド・コンテンツ専門業務の3種類)の3つの級があります。3級・2級に関しては、スキマ時間に半年程勉強するだけで十分に取得が目指せる資格です。

    私は仕事をしながら、約2年で全ての級を取得しました。

    一方、弁理士はかなり取得が難しい資格です。

    仕事をしながらの場合は、取得に5~10年かかる場合もあります。私の場合は法律の勉強が苦手で、弁理士資格取得には7年かかってしまいました。でも継続して勉強する習慣さえあれば、十分に取得を目指せる資格です。

    法律系の業務は生産性を高めやすい職種

    ここからは具体的な業務についてお話します。

    弁理士・特許技術者をはじめとする知的財産部の業務は、特許を活用することで自社の技術を守り、事業を促進させるのが主な仕事です。

    例えば、会社が新規事業を開始する場合、同業他社に真似されないよう事前に特許出願を行います。このとき社内の開発部と打ち合わせをし、特許出願の書類を作成する。これが出願権利化業務で、私の主な仕事になります。

    もちろん法律の知識だけじゃなく、自社の製品や技術を熟知し、交渉力や折衝力といったコミュニケーション能力も求められます。

    一昔前までは、特許の仕事というと、むしろブラックなイメージを持たれていた方も少なくないと思います。

    私もそのうちの一人でした。

    手間がかかる仕事ですし、パソコンの前に一日中座って難しい文章を考え続けなければならず、深夜残業も当たり前の職種だったのです。

    ITの発達で業務が効率化

    しかし現在は状況が異なり、大幅に業務の効率化が図られているんです。

    実は特許技術者をはじめとする法律関係の業務は、「効率化」が図りやすい仕事の一つなんです。

    まずITの発達により、大抵の書類は文章作成ソフトやクラウドサービスを用いることで、半自動的に作成できるようになりました。もちろん自動で作成された文章の中には一部修正が必要な部分もありますが、今やそれをちょっと修正するだけ。それだけで立派な出願書類が作成できてしまいます。

    つまり文章作成ソフトやクラウドサービスを使いこなせるようになりさえすれば、業務の効率化すなわち作業時間が削減できるので、毎日定時に帰宅することも可能というわけです。

    また知的財産部の業務は、日々の仕事の中で技術に対する専門知識が得られるため、いわゆる手に職を身につけることもできます。

    「でも、部署移動になったら意味がないのでは?」

    心配はいりません。

    知的財産に関する国家資格を取得すれば、基本的にはその後の部署移動はないことがほとんどです。

    ホワイト企業に転職するなら職種を選ぶ方法がある

    一般的にブラックと呼ばれる業界でも、職種を選ぶことでホワイトな働き方が可能になることがあります。

    ではそのようなホワイト企業(ホワイトな職種)に就くには、一体どうすればいいか?

    その最も簡単な方法として、上述したような資格を取得することが挙げられます。

    応募者が資格を持っていることで、採用する企業側もその資格に関連した職種に配属させようというインセンティブが高まります。難関な国家資格であれば尚更です。

    そして弁理士をはじめとする法律系の資格を取得していれば、企業に入っても法律系の職種に就ける可能性が高まります。法律系の職種は個人で完結する業務が多いため、自ら効率化を図ることでホワイトな環境を築くことができます。

    また、このようなホワイトな知的財産部に就職・転職するためには、転職エージェントに登録して終わりではいけません。その企業の事前のリサーチも重要なんです。

    配属の希望が通る会社かどうか、またその希望部署に配属されるための条件等は何か。これらを綿密に確認し、転職エージェントのコンサルタントとよく相談することで、就職後に後悔しないようにするのが重要です。

    当サイトでは転職エージェントを利用したライターさんの記事を多く掲載していますが、共通しているのは転職エージェントの使い方が上手なことでした。

    まとめるとこうなります。

    • 求人票未掲載の内部の情報もしっかり紹介・取材している転職エージェントを使う
    • 希望条件を具体的に且つ正確に伝えないとホワイト企業の求人は来ない
    • 希望条件と異なるなら断っていい
    • 企業に直接聞きにくいことはキャリアアドバイザー(orコンサルタント)に確認してもらう

    参考:ホワイト企業に就職できる転職エージェントの上手な使い方4選!(当サイト記事)

    まとめ:業務の効率化に前向きなホワイト企業を目指そう!

    業務の効率化に積極的な会社かどうか。特にこれを見極めるのが、ホワイト企業に就職・転職するためのコツです。

    例えば転職したい会社が、エクセルや紙を主に使う職場なのか、クラウドサービスを主に使う職場なのか、求人票見ただけで分かりますか?って話です。当然後者のほうが効率化に積極的な会社と言えます。

    転職エージェントは、こういう会社を見つけるために使うわけです。企業へ取材した求人を取り扱っていたり、社内に見学に行けたりするケースもありますから、それだけホワイト企業が見つかる確率が高くなります。

    現場の人間ではありませんが、建築業界への転職を目指す方の参考になれば幸いです。

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