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  • 新卒就活生が知るべき内定取り消しの理由と実態!対策方法は?

    2020.06.01

    ようやく企業に内定してホッとしたのもつかの間、内定取り消しになってしまう就活生もいらっしゃいます。

    この内定取り消し、企業側が一方的に取り消すものと思いがちですが、もっと根深いものがあります。

    そこで今回はこの内定取り消しの実態について、是非新卒就活生の皆様に紹介したいと思います。

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    そもそも内定取り消しとは?

    内定取り消しとは、読んで字のごとく、企業が内定を取り消すことです。

    一般的に内定という状態は、「始期付・解約権留保付労働契約」が成立します。簡単に書くと、卒業までに解約権つまり内定を取り消すことができるという条件付きの契約なのです。

    つまりその契約に違反したら、内定取り消しになることがあるということです。

    これを踏まえ、なぜ新卒就活生の内定が取り消しになってしまうのか、その理由について企業側と新卒就活生側から紐解いていきます。

    企業側の理由で内定取り消しをする場合

    2017年3月に自己破産した、”株式会社てるみくらぶ”という企業をご存知でしょうか?

    日本の格安旅行会社として有名でしたが、ずさんな資金管理によって債務超過に陥ってしまい、あえなく倒産となってしまったのです。

    このとき、同社に内定していた新卒就活生が、まさに内定取り消しの憂き目に遭っていたのです。当然ですよね。今から潰れる会社に就職できるわけがありません。

    このように、不況や企業側の経営悪化、あるいは不祥事によって意図せず内定が取り消されてしまうことがあります。

    対策

    これは対策のしようがありませんが、できるならば“儲かっている企業かどうか”“誠実(ホワイト企業)か”は、ある程度把握しておくべきだと思います。

    例えば上場企業に就職するなら、その会社が出している決算報告書を確認する方法があります。そこで儲かっているかどうかを、ざっくりでいいので確認するのです。

    といっても、内定直後に不祥事が発覚して内定取り消しになってしまうなどは、運が悪かったとしか言いようがありません。切り替えて、就活を再開しましょう。

    新卒就活生側の理由で内定取り消しになる場合

    基本的に内定取り消しというのは、新卒就活生側に原因があることがほとんどです。その主な理由は次の3つです。

    • 卒業不可:単位が足りずに学校が卒業ができなくなってしまった状態。
    • 事実の相違(虚偽記載):提出書類の情報や保有資格など、事実と異なる状態。
    • SNSの不適切な投稿や犯罪:近年見られるのがSNSにおける不適切な投稿や、犯罪行為を行った状態。

    卒業不可の対策

    新卒就活生の内定取り消しの事例では、卒業不可によるものが最も多いでしょう。その主な理由は、単位や学業の不足によって卒業ができないから。

    対策も何も、ただ単に単位を取得するなり、テストで及第点を取るなり、勉学に励めばいいだけです。事情があるなら話は別ですが。

    少し厳しい言い方になりますが、卒業もおぼつかない学生を採用するほど会社は甘くありません。それに近年は、学校および授業や講義の出席日数も加味する企業が出始めていますので、サボった分だけ自分に必ず返ってきますよ。

    事実の相違(虚偽記載)の対策

    こちらはあまりないかもしれませんが、書類に記載した情報と実態が異なる場合、内定取り消しになることがあります。

    特に資格が必要な仕事で、実は無資格だったなどということがあると、問答無用で内定取り消しです。虚偽記載はそれだけでアウトです。

    あまり個人情報を間違えることはないと思いますが、自分の情報は嘘偽りなく書きましょう。

    SNSの不適切な投稿や犯罪の対策

    そして最後に、ここ数年で急激に増えているのが、SNSの不適切な投稿や犯罪による内定取り消しです。

    まさに言語道断。数年前、アルバイト店員がふざけてSNSで醜態を晒して話題になりましたが、そのあと彼らの人生がどうなっていったか知らないわけがありませんよね。

    そして特にSNSで「ワロタwww」などのスラングを使ったり、テレビ画面のキャプチャ(著作権侵害)や他人の顔写真を撮って載せたり(肖像権侵害)するような人は要注意です。

    企業も敏感になっているので、調査会社を通して新卒就活生をチェックしています。言っておきますが、調査会社にかかるとあっという間にバレますから、内定取り消しになる可能性は非常に高いです。

    人は肝心なところでボロが出る生き物です。上司や取引先への連絡でネットスラングを使ってしまい、大惨事になるのは社会人なら予見できることでしょう?

    少し口調が厳しくなりますが、この記事を見たあなたは今すぐその悪い癖は直しなさい。今ここで、すぐ。ネットスラングの予測変換を消すなり、SNSにアップする前の権利侵害画像を消すなり。特に「w」!

    この程度の対策もできないのなら、内定を取り消されるか、あとでたくさんの人に無駄に怒られて勝手に信用を失ってください。

    それくらい件数が多いことは忠告しておきます。

    そして件数は少ないものの、犯罪行為によって内定取り消しになる方もいらっしゃいます。

    内定が出ると気が緩んでしまう人がいますが、”勝って兜の緒を締めよ”ですよ。

    まとめ:内定取り消しは普通にあり得るよ

    例え売り手市場であっても、内定の取り消しは普通に起こりえます。

    特に今気を付けるべきはSNSです。

    今どの企業も、ネットやSNSの炎上には敏感になっています。ひとたび炎上すると、企業イメージや売り上げ、日々の業務に深刻なダメージがあることが分かってきたからです。

    ましてそれが社員に起因するものだったとしたら……。個人というコントロールの難しい部分ですから、企業はそれを恐れているのです。

    なので再度書きますが、内定取り消しへの対策は次の通りです。

    • 卒業不可にならないよう、勉学に励むこと。学生の本分。
    • 事実の相違(虚偽記載)にならないよう、自分の情報は常に確認しておくこと。
    • SNSの不適切な投稿や犯罪をしないよう、普段の言葉遣いや書き込みに気を付け、気を引き締めること。

    そしてしつこいようですが、何度も書きます。

    この記事を見たあなたは、今すぐSNSの悪い癖は直しなさい。ネットスラングの予測変換(特に「w」)を消しなさい。SNSにアップする前の権利侵害画像を消しなさい。

    この程度の対策もできないのなら、内定を取り消されるか、あとでたくさんの人に無駄に怒られて勝手に信用を失ってください。

    また、下記のような記事も合わせてご覧ください。

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