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  • 看護師でホワイト企業(病院)に就職!でも退職した理由と転職成功の方法とは?

    2020.06.01

    『看護業界の仕事って、過酷な労働環境ばかり。ホワイトな職場ってないのかしら?』

    看護師の業界は、患者の命を扱う医療の世界。些細なミスも許されないことから、どうしても労働環境が過酷になります。

    今回は看護師の仕事をしていたライターさんに、ご自身のホワイト企業(病院)勤務の体験談を書いていただきました。『いいなぁ。』なんてお思いでしょうけど、ホワイト企業(病院)に勤めてもそれなりに問題はあるみたいですよ。

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    看護師でホワイト企業(病院)に就職!

    私は10年ほど前に、私立病院の病棟で看護師として勤務していました。

    当時は20代前半で初めて社会人として働いた病院でしたが、残業を徹底してなくすように努力している職場でした。

    実際まだ新人だった私たちでも、残業をさせないように先輩たちや上司が配慮してくれていました。そして『どうすれば残業せずに業務時間内で仕事が終わるのか』が計算されており、適切な制度が導入されていたんです。

    おかげで仕事も覚えやすかったですし、残業しなくても帰れたのでそこまで疲労感がなかったと記憶しています。

    その頃の看護業界の中では、数少ないホワイト企業と呼べる病院だったと今では感じています。

    子育て中の看護師に優しく働き続けたいと思える病院だった!

    また当時、病棟に勤務している看護師の多くが子育て中のママさんたちでした。

    そのため希望休暇制度を導入して、可能な限り希望する日に休めるように配慮されていたのです。また子供が急な熱を出した場合でも、勤務を交代できるようなシステムが導入されていました。

    そのため当時はまだ結婚していなかった私も、何度か勤務交代の連絡が来たことがありました。

    このような制度や環境が整っていた背景には、全国的に看護師不足というのもありましたが、院長が私立だからこそ出来る離職予防の対策として行っていたのも一因です。

    子育て中の女性としては、凄く仕事がしやすい環境ですよね。『自分が将来結婚して子供を生んだときにも、こうやって配慮されていると嬉しいな。』って思えたので、独身でも仕事を続けたいと考えている人が多かった印象があります。

    実際、制度のおかげなのか、当時の病院の離職率は下がっていました。

    そんなホワイト企業(病院)を『辞めたい』と思った理由

    そんなホワイト企業(病院)を辞めたのは、就職してから2年ほど経過した頃。

    辞めたいと思った理由は、『ホワイト企業(病院)としての制度が負担に感じられた』ことでした。

    看護師として勤め始めた頃は、子育て中の人も独身の人も、お互いに協力し合いながら残業をしないようにしていました。また交代で希望休暇を利用するなど、配慮できていた部分がありました。

    ところが勤めて1年ほどすると、結婚して子供を持つ人が増え、独身の人の割合が少なくなっていったんです。制度があることを知って転職してきた方のほか、結婚や出産に踏み切った看護師たちが増えたからです。

    出産を控えた人や子育て中の人たちは、協力しようにも子供の都合が重なりますから、なかなか勤務の都合を合わせにくくなってしまいます。産前・産後休業もありますからね。

    するとどうしても、独身の人たちに頼る傾向が強くなっていました。

    私も当時はまだ独身のままだったので、勤務交代などの連絡の頻度が高くなっていました。さらに希望休暇を取りたくても、子育て中の人たちの希望が優先されてしまって、なかなか希望する日に休めなくなっていったのです。

    最初の頃はそれでも仕方ないかと思っていましたし、子育て中の人たちも申し訳なさそうにしていたので我慢できました。

    しかし日を追うにつれ、どんどん独身の人たちに頼るのが当たり前になっていったのです。

    中には「制度なんだから利用する権利がある」と主張する人たちも出てきてしまい、こちらが我慢するのが当たり前だと訴える人も出てきてしまったのです。

    まさか女性に嬉しいはずの制度が、こんな形で負担になるとは思いもよりませんでした。

    必見!本当に合ったホワイト医院を探すには?

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    看護師は業務の性質上、労働環境が過酷になりがち

    ほかにも看護業界は24時間患者さんを相手にして仕事をするので、どんなに残業せずに帰ろうとしても、急変してしまったりトラブルが起きたりしますから、なかなかそれを徹底するのが困難です。

    上司や先輩は何とか残業しないで帰れるようにしてくれたのですが、将来的には自分がそういう立場になるんだと思うと、申し訳ないのですがうんざりする部分も強かったのです。

    ライターさんは明記していませんが、看護の世界は非常に過酷です。

    • 周りと予定が全く合わずプライベートを楽しめない
    • 生活リズムが崩壊しているからお肌がボロボロ
    • 別のピーピーっとした音がナースコールに聞こえてしまう
    • 看護師一人当たりの仕事量は許容オーバーになることも
    • 仕事ができてもできなくても人間関係が悪化しやすい
    • 男性看護師が増えてきたが、職場恋愛しているといじめが始まることも
    • ネイルやヘアカラーなど、看護師特有のオシャレへの制限からストレスで食に走って太る
    • 『白衣の天使』という言葉にイラつく

    失礼を承知で書きますが、どっちが患者だか分からなくなってきますね……。

    これらの理由や事情から、これ以上看護師としてこの病院で勤務するのが辛いと感じるようになってしまいました。

    そして退職し、転職することになったのです。

    今はホワイト企業のような制度はないものの、子育て中でも独身でも平等に扱ってくれる病院に転職できて勤務しています。

    また結婚もしましたので子供が出来たら不安な部分はありますが、育児休暇はありますし保育園も近くにあるのでそちらを有効利用していこうと思っています。

    まとめ:看護師の転職は少しでも良い職場を目指すのが最善

    最近は時代も変わりまして、人間関係、職場環境、雰囲気、離職率、評判などがある程度把握できる、便利な転職支援サービス(記事下参照↓)が増えています。

    また非公開求人の存在は無視できません。後から知ったのですが、私が勤めたようなホワイトな病院の求人は、一般公開すると応募が殺到してしまうために施設側の意向で非公開になっていることが多いんです。

    制度があることを知って転職してきた方が殺到したから、私が勤めていたホワイトな病院の制度は仇になってしまったのでしょう。なるほど納得です。私が勤めていたような病院は、非公開求人にすべきだったのです。

    これから就職・転職・復職を目指される看護師の皆様。

    看護師の仕事において、ホワイトな職場は期待できません。

    ならせめて少しでも良い職場で働くことを目指すのが、看護師の転職を成功させる最善な方法ではないでしょうか?時代も変わり、手助けしてくれる転職支援サービスもありますから。

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